神様に尋ねてみる

 テレビで冬の定番ソングと有名なヒット曲のある有名な歌手が取材されていました。最近の彼女の活動を紹介していました。往年のヒット曲をライブで披露するためにトレーニングを欠かさない彼女。体に気を使って運動したり食事を選んだり。ボイストレーニングもしっかり行なっています。そのおかげで彼女の唯一の大ヒット曲を当時より高く移調して歌えるそうです。

 実際のライブの映像は本当に酷いものでとても聞いていられないものでした。おそらく短3度上げただろう(番組では3つと表現していた)高さではタダ喉から絞り出すような叫び声で、高い音域ではあるところから音高に変化がなくなってしまい、メロディーは崩壊してました。

 知り合いに結構な人数いるのですが、ボーカリストで声の高さが高いほど偉い素晴らしいボーカリストであると信じている人がいます。もちろんそんな訳はないので完全に何か大事なことから目を背けているのですが、その番組では凄いことだと話をまとめていました。誰が聞いても上手く歌えてなかったけど。

 件のシンガーソングライターか本当に努力しないといけないのは新しく素晴らしい作品を沢山作っていくことだと思うのですが、多分創れないのでしょう。もしくはヒットしなければいけないと思って新たな創作に踏み出せないのかもしれません。どっちにしても何から逃げ回ってることは間違いなさそうです。

 バックを務めているミャージシャンは仕事だから黙って演奏しているのでしょうが、いろいろ考えるとつらい立場だなあと勝手に想像してしまいます。雇われている立場だしねえ。移調も簡単だから機械にお任せしたら誰も嫌な思いしなくて良いのかなあと、なんつって。


   音楽はスポーツじゃないです


7月19日(金) 自由が丘マルディグラ
“Soul Salvasion Extra Edition “
浅見出 斎藤健 鈴木健市 大山紀子 須田義和

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