やらない坊主よりいい
春はみな新しいことをはじめたいと思うようです。音楽教室にはレッスンの問い合わせが増えます。新しい生徒さんがやって来たり今までいた生徒さんがいなくなったり。
楽器の練習をするのは余程のバカでない限り新しいこと、今までうまく出来なかったことを出来るようにする為にやるので基本的に常に新しいことに取り組むということになります。そういう暮らしをずっとしていると楽器以外でもいつも何かをマスターするとかそんなことばかりするようになってしまいました。それが当たり前と感じるからです。
スポーツの教室に行ったり語学を勉強したりみたいなことをやっていると周りも自分と同じ様なタイプの人間ばかりになっていきます。それでますます生活の中で何かのトレーニングをするというのが当たり前に感じるようになります。
仕事で会う人でも雑談をしながらどうしてもそういう話になりリハスタの店員さんがプログラミングの勉強をしていると知ったり、生徒さんでものすごい語学の勉強をしている方がいたりして、訳もなく「俺もがんばる」みたいな事を思ったりします。
ドラマーの知り合いはそれほどいないですが普段接触する機会があるドラマーの大半は新しいことに挑戦するのには消極的な人です。あるブルーズが得意なドラマーはブラジルのリズムは叩けないといいます。練習すれば良いのにと思いますがやらないそうです。あるロックンローラーはブラシが使えないといいます。とりあえず楽器屋に行って買ってみれば良いのにと思います。
新しいことに取り組むのは楽しいことではありますが確かにめんどくさいと感じることもあります。当たり前ですが、試してみる前にはわかりません。まあ、どっちが良いかはわかりません。何かが出来ないと言ってくる人に限ってまだ何にも試していないというのがよくあるパターンですね。失敗したりするのが嫌だから何もしないという考えもありますが、上手くいかないから失敗なのか、そうではなく経験の一つとしてレベルアップしたと捉える事も出来ます。春くらいそう考えてもいいと思います。
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