他人の念仏で極楽参り

テレピを見たりラジオを聞いたりネットを使っているといろんなCMが流れてきます。この何年かで気になるのはとにかく替え歌が多いことです。歌詞の内容はといえば聞いてその対象の商品を覚えたり良い印象を持つかと言うと全く逆で出来るだけその商品は買いたくないと思うことが殆どです。

 単にCMのバックにかかる音楽が既存のものを使っていても何故その曲なのかと不思議に思うことが多いです。ビールのコマーシャルでアル中の登場人物が歌う映画の挿入歌だったり、男は取っ替え引っ替えの方が良いと歌う曲が同窓会があるミセスのための白髪染めのCMで使われたり、よくわかりません。

 ブルースをやっているとかブラジル音楽をやっているとかある特定の音楽だけをやりますというミュージシャンがいます。またボーカリストにライブがあるからと呼ばれて行くと曲の9割が誰かのヒット曲だったりします。何故ブルースやボサノバが好きなのに自分のブルースやサンバを作らないのでしょう?ボーカリストが誇りたいのは自分の技術なのでしょうか?

 新しいものを生み出すにはそれなりにエネルギーもいるし技術も必要です。作曲やステージを行うことは個人の力が大きいような気もしますがそんなことはないです。自分で作曲する場合は一緒に演奏する人の演奏を想像して作ります。またいつも一緒に演奏しているミュージシャンの演奏から霊感を得て作曲のアイデアを思いつくことが多いです。なので良い作品が出来た時ほど個人の力というよりも周りの才能によって作らされているいう感じがします。
 バンドでアンサンブルを行うときにオリジナル作品を演奏する事こそがその集団のポテンシャルを発揮すると思います。


 オリジナルを中心に演奏します。

7月19日(金) 自由が丘マルディグラ
“Soul Salvasion Extra Edition “
浅見出 斎藤健 鈴木健市 大山紀子 須田義和

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