やわらかいほうがいい

 あるお世話になっている音楽教室ではドラムを演奏するための専用の部屋があり週に一回ほどそこに行きます。2台置いてあるドラムの1つは生徒のためのものですが、いつも行くとものすごいセッティングになっています。どのような状態かというと例えば楽器をケースから出してとりあえずホルダーやスタンドにはめただけでこれから演奏するために角度や位置を調整しようとしている、というような感じです。つまりこれでは演奏できないということです。

 別の音楽教室で講師の為に用意してもらっているドラムを使うときに必ずというほどベースドラムペダルのスプリングのテンションが強めにしてあり、使う前に弱めに調整します。教室の講師はどのような人間がいてそこの教室に来る人物は大体わかるので、あいつかな、と想像はしますが特に腹立てたりはしません。ベースドラムのペダルのスプリングテンションが強くて問題ないのはジョージ・コリアスくらいで普通はスプリング強いドラマーはあんまり演奏よくないです。

 エクストリームなセッティングやギアを用いるプレイヤーはハズレが多いです。何でかというと無理しているからです。稀にかなり一般的なセッティングからかけ離れたセッティングの方が体に合っている方もいますが本当に稀です。これに関しては推測で言っているのではなく、実際そうだからです。著名なドラマーでキャリアの長い方は過去の演奏も映像があったりします。比べるとほとんどの人が体に無理のないセッティングに変化します。高齢になってからだと加齢の影響ですが脂が乗り切った30、40代でセッティングを大きく変化させる人が多いことから経験値が上がればより効率的に体を使おうとなるのだと思います。演奏は楽器ではなくて体で行うので当たり前といえば当たり前だと思います。
 
 
   7月19日(金) 自由が丘マルディグラ
“Soul Salvasion Extra Edition “
浅見出 斎藤健 鈴木健市 大山紀子 須田義和

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